JP_picturefactory’s diary

こぎれいでいたい、カメラ好きなおじさんのブログです。

【tamron17-28 F2.8】動画撮影に最適のレンズ

が動画制作を半年ほど行ってきて、

【撮影】という工程で考えた時に必要だと思うことがあります。

※動画制作には、【準備】・【撮影】・【編集】・【納品】といった工程があります。

 

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  1. 被写体がどこにいるのかが分かる(ある程度広角域が撮れる)

  2. 瞬時に画角を変更できる(被写体に寄った画角で撮れる)
  3. 明るい(F値が低い)
  4. 軽い

この条件はマストだと思っています。

ず、1については、VLOG系の動画なら特に、『どこにいる動画なのか』が分かることが重要です。いくら印象的なカットが続いても、そこがどこなのか分からないと、お客さんが後から見た時になんの作品だったのかよくわからなくなるし、遠くに住んでいるおじいちゃんおばあちゃんに作品を見せる時も、いまいちピンとこない映像になってしまいます。

 

して2は、寄りの画が撮れる事。動画の世界では35mmくらいが、人の目がみた状態に近いといわれています。つまり35mmより狭い画角が取れると、狭くて印象的なカットが撮れるということになります。

 

の明るい(F値が低い)については、夕焼けの印象的なシーンや、森の中などの光源を集めることがむつかしい環境において重要になってきます。

F値が高いレンズだと、どうしても暗くなってしまうため、ISO感度を上げる必要が出てきます。これは、画質という観点でノイズが増える為一般的にはあまりよくありません。せっかく一眼を使って動画を撮っているなら、きれいに撮らないとスマホでいいじゃんってなりますよね?クライアント相手だとなおさらです。

 

して4の軽いについては、そりゃ軽いに越したことはない。ということです。

もちろんカメラマンの疲労軽減になりますし、ジンバルを使ったりする場合は特に、ペイロードが決まっているので、重すぎて載せれない場合も出てきます。

 

そしてこの上記4ポイントをクリアするのが、TAMRONの17ー28F2.8(通し)DiⅢです。

 

まず、17mmの広角から、周辺落ちのないきれいな描写。かなり広い画角なので、被写体がどこにいるのか、一目で分かります

いろんな人がレビューを書かれていますが、広角端からキリっととれる印象です。

ただバリアブルNDフィルターを使用すると、若干周辺落ちしますので、編集で明るくするか、単品のNDを使うほうがよいと思います。

そして28mmまで近づける。え?さっき35mm以上って言ってなかった?てなりますよね?

ここでソニーのカメラのsuper35mmモードを使います。これで42mmとなるので、望遠単で使うと、かなり寄った、印象的なカットが撮影できます。

(4K撮影だった場合は、そこからさらにクロップするという手もあります。)

そしてF値が2.8通しなので、ズームしても変わらないという優秀さ。

 

そして軽さが420g

やばくないですかこの軽さ。α7cと合わせても900gくらいで収まります。

これはカメラマンにとっては正義でしかありません。

 

 

(α7Cは、現在在庫がないようです。)

急ぎの方は中古のリンクを張っておきますのでご検討ください。

純正のズームレンズやほかのサードパーティーレンズは、レンズだけで1kg超えるものなんてざらにあります。

 

もちろん欲を言えば、すべて純正の単焦点レンズで、シーンのたびにレンズを変えて、もっと低いF値のカットを撮ったり、何度も取り直したりできればいいのですが、そうなるといくら資金があっても足らないし、映像の単価も上がってしまいます。

それに、お子さんが被写体の場合、常に瞬間勝負です。いいシーンを撮るために、やりなおすなんてことは無理です。レンズ交換なんかしてもたもたしてたら、チャンスを逃して「作品」ではなく、おとうさんの「記録」になってしまいます。

 

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以上の事から、今回紹介したTAMRON1728は、映像制作において非常に有力なレンズだと私は思います。

 

最後に値段の観点から見ても、かなりお手頃です。

純正のズームレンズで合わせようとすると二倍くらいの値段になります・・・。

撮る人間としては、そこもこだわりたいところでもありますが、お客さんが求めている「価値」とはちょっと違う気がします。

 

というわけで今回は動画制作に使えるレンズのご紹介でした。

皆様の参考になれば幸いです。